ハイエンドジェネレーター
ストロボジェネレーターにもカメラなどと一緒で一般に普及している普及機、中級機、高級機などの種類があります。
どのストロボジェネレーターもプロのカメラマン仕様になっています。
中けれどもハイエンドモデルは最新のデジタル技術を取り入れていて普及機には欠ける機能があったり、使い勝手がよかったりします。
ハイエンド機の特徴を挙げていきます。
複数の出力コネクターのついているものは複数のチャンネルを独立調光させることができます。
普及機ではコネクターごとに出力を調節することなどできる機械はほとんどありません。
ハイエンド機の場合、個別に調光回路を割り当てているため出力のコネクターごとに調節ができるのです。
これによってますます自由により高度にライティングをコントロールすることができます。
次に10分のワンステップの調光がついていることが挙げられます。
ハイエンド機のほとんどが10分の1きざみで光量調節をできます。
ライティングを組むときに大変便利な機能です。
色温度の変化が少ないことも特徴のひとつです。
ストロボの色温度は電圧そうしてコンデンサーの容量、放電管との仲によって決まります。
そのため出力を入れ換えることで色温度も変わっていきます。
但しその変化を最小限に抑えているのがハイエンド機の特徴なのです。
機種によっては閃光時間をコントロールすることもできます。
またコンピューターをリンクして複数のジェネレーターの設定を記憶させて全体の光量バランスをグルーピングすることもできるためセッティングを効率よく行なうことができます。
他にも出力回路特別時間差をおいて発光させることもできます。
ハイエンド機では安定した発光や精度をベースとして効率的にストロボを取り扱える機能を備えた高級なジェネレーターとなっています。
モバイルタイプ
屋外においてもなるべくスタジオに近づけた環境で撮影が出来るようにスタジオと同じようなライティングをしたいと考える人がたくさんいます。
そのような要望に応えてメーカー各社が大容量のストロボにも対応することが出来るバッテリー駆動型のジェネレーターの開発を通じているそうです。
現在はロケ車を使っていますが、ロケ車はガソリン発電機を積んでいる大掛かりな装置です。
モバイルタイプのものができれば、そういう大掛かりなものを使わなくても何回でも屋外で発光させることが出来るストロボジェネレーターとなるのです。
ロケ先ではAC電源を確保することも難しいです。
屋外での撮影においてもスタジオ内で扱うフラッシュヘッドとかライトのアクセサリーなどが丸々使えます。
クリップオンとかモノブロックストロボよりもはるかに大きな光量を得ることができます。
そのためファッション雑誌の撮影や商品撮影などに幅広く使われていてレンタルショップもモバイルタイプのストロボジェネレーターは人気が高くなっています。
屋外で扱うときに夜間撮影となると太陽光がないため大活躍します。
太陽光がある昼間けれども太陽光をメインとしておいてストロボの光をフィルインライトとして扱うこともできます。
逆にストロボ側をメインにしてライティングを行うこともできます。
このようにして光のバリエーションが広がっていくのです。
一括払いの充電で相当数発光させることができます。
このひとつの機材を使うだけで様々な撮影に対応できます。
ニッシンDi866 MARK A
ニッシンジャパンから発売されたストロボ関連の新製品を紹介します。
従来のストロボよりも耐久性や静音化した改良品を発売したのです。
デジタルTTLストロボの「Di866 MARK A」ニコン用です。
おんなじストロボでキャノン用とソニー用はもう発売されています。
Di866 MARK IIの主な仕様を紹介していきます。
対応カメラは、キャノンやニコンやソニーのデジタル一眼レフカメラです。
ガイドナンバーは最大60で照射角は105mm、ガイドナンバー40で照射角35mmです。
カバーできる焦点距離は24〜105mmです。
電源としては単3電池を4本使います。
緑色のパイロットランプが点灯します。
アルカリ乾電池による場合、発光回数は約150回です。
閃光時間はマニュアルモードで125秒分の1〜22000秒分の1です。
節電機能もついていて無操作ときの場合半後に電源が自動的にOFFするオートパワーOFF機能がついています。
初期値が半で、10分、15分、半、45分、60分の中から選ぶことができます。
またディスプレイ切り替えをOFFにするとスリープときのときに液晶画面をOFFとして節電することができます。
色温度は約5600Kです。
メーカー希望小売価格は税込みで49,750円です。
大きさは高さ135mm、幅74mm、奥行き110mmです。
重さは電池を除いた状態で380gです。
調光方式はフルオートとマニュアル設定があります。
調光方式補正機能もついています。
ワイヤレス機能、ハイスピードシンクロなどもあります。